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価値・仕組み

ビットコインの値段は、誰が決めているの?

さっき見たビットコインの値段が、もう変わっている。誰かが数字を書き換えているのでしょうか。

取引所では、買う人と売る人の注文が合うと売買が成立し、その値段が取引価格として記録されます。次の売買が違う値段で成立すれば、直近の取引価格も変わります。[F01][F03]

「いまの値段」が変わる一場面を、数字で見てみましょう。ここで扱うのは、直近に売買が成立した価格です。すべてのサイトやアプリが、同じ方法で値段を表示するという意味ではありません。

1,000万円の売り注文が、全部買われたら?

以下は架空の注文を使った説明用の例です。金額はすべて1BTCあたりの価格で、購入数量や支払総額ではありません。1BTCを丸ごと買う例でもありません。

費用は省き、途中でほかの注文が追加されたり取り消されたりせず、示した次の売り注文に買う注文が応じる場面を想定します。実際の市場では、複数の注文が追加・変更・取消されます。

順番 注文や売買で起きたこと 直近の取引価格(1BTCあたり)
1 直前の売買が1,000万円で成立しました。 1,000万円
2 1,000万円で売る注文が、すべて買われました。 1,000万円
3 次に売りに出ている価格は1,010万円です。まだ、この価格の売買は成立していません。 1,000万円
4 1,010万円で買う注文が入り、売買が成立しました。 1,010万円

次の売り注文が1,010万円になっただけでは、直近の取引価格は変わりません。その価格で買う注文が入り、実際に売買が成立して、初めて次の取引価格が記録されます。[F01][F03]

売る側の希望を、そのまま「みんなが買った価格」として表示しているわけではないんですね。

買う人と売る人の注文が合うことで売買が成立し、成立した価格が取引価格として記録される関係を示す。
図1:売る注文と買う注文が合い、成立した価格が記録される関係。
架空の注文を使い、1BTCあたり1,000万円での直前の成立、同価格の売り注文がすべて買われた後の次の売り注文1,010万円、その価格で買う注文が入り成立する順を示す。直近の取引価格は新たな売買が成立するまで1,000万円、成立後は1,010万円。費用省略・途中の注文追加取消なしの説明用の例。
図2:上の説明用の例を、直前の成立→次の売り注文→次の成立の順で示す。

上がる場面だけではありません

この例では次の取引が高い価格で成立しましたが、低い価格で成立することもあります。

取引の値段は、売る人と買う人の注文、そのとき売買が成立する条件によって変わります。今回の例は価格が変わる一場面を切り取ったもので、値動きの原因をすべて説明したり、今後の上昇を予測したりするものではありません。[F01]

取引所が違うと、値段にも差が出る?

取引所ごとに、集まる注文や、その場で成立する取引は異なります。そのため、同じビットコインでも、取引所によって価格に差が出ることがあります。[F01][F03]

世界中の取引所で、たった一つの取引価格を共有しているわけではありません。ある画面の価格を見るときは、どの取引所の、どの時点の情報なのかが手がかりになります。

また、価格の欄には直近の取引価格のほか、買うときや売るときの提示価格などが表示されることもあります。同じ「価格」という名前でも、何の数字かは画面の説明も見ておくと分かりやすくなります。

販売所では、事業者が価格を提示します

販売所では、暗号資産交換業者が取引の相手となり、購入・売却の価格を提示します。[F01][F02]

たとえばbitFlyerの最良執行方針では、販売所の価格は複数の取引所の価格を参考に、同社の在庫状況なども踏まえて提示すると説明しています。Coincheckも、販売所では同社が取引相手となり、売買価格を提示する仕組みだと案内しています。具体的な価格の決め方が、すべての事業者で同じという意味ではありません。

販売所の価格は、これから事業者と売買するときの提示価格です。取引所の直近の取引価格を見たあとに販売所を開くと、違う数字が出ていることもあるんですね。

取引所は利用者間の注文が合って成立した価格、販売所は取引相手となる事業者が提示する価格という関係。具体的な価格算出方法は事業者によって異なる。
図3:取引所では利用者間の注文が合って成立した価格が記録され、販売所では事業者が価格を提示する関係。

「いまいくら?」の数字を読むときに

直近に売買された値段と、自分がこれから買う値段は、同じとは限りません。

どこの、何の値段なのかが分かると、画面の数字を読みやすくなります。買うかどうかを考える前に、その数字が表していることを一つ知る。今回は、そこまで分かれば十分です。

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出典と確認範囲

情報確認:2026年10月23日(JST)。取引所ごとの価格差は、上記の注文成立と市場ごとの取引記録を踏まえた仕組みの説明です。現在価格の実測比較ではありません。 図解は自作(AI補助)です。将来の価格や利益を保証する内容ではありません。

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