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注文・手数料

指値で注文したのに、買えていないのはなぜ?

「買う」を押したのに、ビットコインの残高が増えていない。注文を間違えたのかな、もう一度押しても大丈夫かな。初めてだと迷いますよね。

まずは、注文が受け付けられたか、そのうちどこまで買えたかを確かめましょう。 同じ注文をもう一度出す前に、注文一覧と取引履歴を見てみましょう。

ここでは、取引所で現物のビットコインを指値で買う場面を扱います。信用・レバレッジ取引や、逆指値注文の解説ではありません。画面の名前や注文条件はサービスによって異なります。

最初に見るのは、注文状況と「約定数量」

約定(やくじょう)とは、取引が成立することです。注文が受け付けられても、全部買えることもあれば、一部だけ買えることも、まだ買えないこともあります。

GMOコインの公式案内も、注文後に「保有/履歴」→「注文一覧」で約定数量を確認し、0ならまだ取引が成立していないと説明しています。名称は同社のアプリの例です。利用するサービスの最新画面で確認してください。[5]

状態の例買えた数量一緒に見ること
未約定まだ0注文が有効か。取消・失効していないか
一部約定注文した量の一部買えた数量と、残りの注文が有効か
全約定注文した量のすべて成立した価格・数量・費用
取消済み・失効0とは限らない取消・失効前に一部成立していないか

この表は注文の状態を説明するためのもので、特定のサービスの画面を再現したものではありません。「未約定の注文」の一覧に、一部だけ成立した注文が残ることもあります。状態の表示だけでなく、数量と履歴も確かめましょう。

買い指値は「この価格以下なら買う」という条件

買い指値では、いくらまでなら買うか、どれだけ買うかを指定します。条件に合う売り注文があれば、指定した価格、またはそれより低い価格で成立します。注文を出した時点で成立する場合もあり、「指値なら必ずしばらく待つ」という意味ではありません。[1]

例えば、1 BTCあたり1,000万円以下で、0.001 BTCを買う注文を考えます。これは仕組みを理解するための架空の数字で、現在価格・推奨購入額・各社の最小注文条件ではありません。

いま最も安い売り注文が1 BTCあたり1,010万円なら、指定した上限より高いので、まだ買えません。売り注文の価格と数量が条件に合えば、買える可能性があります。

1,000万円で0.001 BTCの全量が成立した場合、売買代金は1万円です。手数料を含めた必要残高とは区別してください。

架空の例。買い指値は1BTCあたり1,000万円以下、最も安い売り注文は1,010万円。価格の条件が合わないため、まだ購入は成立しない。
架空の例。数字は実際の相場・購入推奨額ではありません。

チャートが同じ値段になったのに、買えていないのは?

チャートに表示される価格と、自分の注文が成立したかは別です。Coincheckの公式FAQも、チャートの価格が指定額になっていても、条件に合う反対注文がなければ成立しないと案内しています。[2]

価格のほかに、売りに出ている数量や、注文した順番も関係します。例えばGMOコインの重要事項説明書は、価格を優先し、同じ価格では先に出された注文を優先する仕組みを説明しています。[4] 売り注文の数量が少なければ、自分が注文した分を全部買えないこともあります。

「チャートが一度その価格を通ったから、自分も全量買えたはず」とは判断できません。買えたかどうかは、自分の注文と約定の履歴で確かめましょう。

一部約定の例:0.001 BTCのうち、0.0004 BTCだけ買えた

ここでも、架空の数量で考えてみましょう。0.001 BTCを注文し、0.0004 BTCだけ買えたとすると、買えたのは4割です。まだ成立していないのは0.0006 BTCです。

見る数量例意味
注文した数量0.001 BTC最初に買おうとした量
約定数量0.0004 BTCすでに買えた量。注文量の4割
まだ成立していない部分0.0006 BTC注文が残るか失効するかは条件による

GMOコインの公式説明では、一部だけ成立したとき、残りを有効な注文として残す条件と、失効させる条件を区別しています。[3][7] 「残りは必ずそのまま待機する」とは限りません。 画面に残っている数量だけでなく、注文がまだ有効なのか、取消済みなのか、失効したのかも確かめてください。

0.001BTCの注文を、成立した0.0004BTCと、まだ成立していない0.0006BTCに分ける架空の例。後者が有効か失効したかは別途確認する。

取り消せるのは、まだ成立していない注文

未約定の有効な注文は取り消せますが、成立済みの取引は注文取消で元に戻りません。[6][8] 先ほどの例なら、残りの注文を取り消しても、買えた0.0004 BTCまで「買っていない状態」に戻るわけではありません。

取消ボタンを押したら、結果の表示と約定履歴も見てみましょう。操作している間に、新たに買えた分がないかも確かめます。一部約定後の取消では、取消済みという表示と、買えた数量が同時に残ることがあります。

また、有効期限や注文条件によって、自分で取消操作をしなくても注文が失効する場合があります。いつまで有効かは、利用するサービスの公式ルールで確認してください。

同じ注文をもう一度出す前に、3つ確認する

  1. 受付:対象の銘柄・売買区分・注文日時で、注文が受け付けられているか。
  2. 成立:いくらで、どれだけ成立したか。約定履歴に記録があるか。
  3. 残り:まだ有効な注文があるか。取消や失効の結果はどうなっているか。

当サイトでは、この順で確かめることを提案します。元の注文がまだ有効なのに同じ数量をもう一度注文すると、あとで両方が成立し、思っていたより多く買ってしまうことがあるからです。

注文が見つからない、履歴と残高が合わない、結果の表示が更新されない。こうした場合は、不成立と決めつけて連打せず、表示対象や期間を確認し、公式のお知らせ・サポートで状況を確かめましょう。公開SNSへ口座情報や資産情報を貼る必要はありません。

確認問題:4割だけ買えた後、残りの取消が完了。買えた量は0に戻る?

戻りません。 成立済みの0.0004 BTCは買えたままです。残りの0.0006 BTCについて取消が完了しているかと、取消までに追加で成立した分がないかを、履歴で確かめます。この架空例で、最初の4割が買えたあとに追加の取引が成立していなければ、買えた量は0.0004 BTCです。

成行に変えれば解決、とは限らない

成行は価格を指定しない注文です。板の売り注文の状況によって、複数の価格に分かれて成立することがあります。[3] 「いま見ている値段で全部買える」「必ず全量成立する」とは限りません。

急いで次の注文を出す前に、自分が何を注文して、どこまで買えたのかを確かめましょう。それが分かってから、待つか、条件を見直すか、取り消すかを考えてもよいのです。待てば必ず買えるという保証もありません。

価格と数量の見方から確かめたい場合は、取引所の注文画面の読み方へ。売買以外も含めた費用は、手数料の全体像で確認できます。

確認した公式資料

2026年9月27日確認。各社の説明は仕組みを確かめるための参照先で、利用を勧める順位ではありません。画面・名称・注文条件は変更されることがあります。

  1. bitbank|指値注文で買いたい
  2. Coincheck|指値注文が約定せず売買できません
  3. GMOコイン|取引所で一部のみ約定するのはなぜですか
  4. GMOコイン|取引所(現物)サービスの重要事項説明書
  5. GMOコイン|現物取引で購入する方法(スマートフォンアプリ)
  6. GMOコイン|注文の取消はできますか
  7. GMOコイン|執行数量条件について
  8. bitbank|指値・逆指値注文の有効期限

本記事に広告・アフィリエイトリンクはありません。一般的な仕組みの解説で、特定の購入額・価格・売買を勧めるものではありません。

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