費用と価格の見方 · 2026.09.09
手数料無料なのに、
Bitcoinを買った直後に金額が減って見えるのはなぜ?
「1万円分買ったはずなのに、もう1万円より少ない。そんなに値下がりした?」──チャートだけでは分からないことがあります。まずは、買う価格と売る価格が同じかを確かめます。
「買える値段」と「売れる値段」は別
販売所では、利用者が買う価格と売る価格に差があります。この差をスプレッドといいます。取引手数料が無料と表示されていても、売買価格に差があれば、売買の負担がゼロとは限りません。
たとえばCoincheckの公式手数料ページは、販売所の「取引手数料」と「手数料相当額」を分けて案内しています。公式の手数料表で、無料と書かれている項目だけを見ず、条件全体を確認しましょう。
同じ量でも、換算する価格で金額が変わる
以下は仕組みを説明するための架空の例です。実際の相場や、特定サービスの価格差ではありません。別途手数料と値動きはないものとします。
| 利用者から見た価格 | 1 BTCあたり |
|---|---|
| 買うとき | 10,000,000円 |
| 売るとき | 9,600,000円 |
1万円で買える数量は、10,000 ÷ 10,000,000 = 0.001 BTC。その0.001 BTCを、上の売却価格で売れると仮定すると、0.001 × 9,600,000 = 9,600円です。
差の400円は、この例で買ってすぐ売る場合の差額です。別途400円が口座から引き落とされる意味ではありません。また、すべての販売所で4%の差があるという意味でもありません。
BTCの数量が同じでも、どの価格で円換算するかで金額は変わります。
表示額の減少を、全部スプレッドのせいにしない
アプリの資産評価額が、必ず売却価格で計算されているとは限りません。購入後の相場変動や別途の手数料も関係し得ます。「減った=スプレッド」と決めつけず、次の順に確かめましょう。
- 取引履歴:買ったBTC数量、成立価格、支払額、手数料。
- 評価額の説明:画面の円表示は、どの価格・時点を使っているか。
- 売却見積もり:同じ数量を今売るならいくらか。確認のために売買を実行する必要はありません。
取引所に変えれば、すべて解決する?
板取引でも、買い注文と売り注文の価格には差があり、サービスや注文条件によって手数料がかかります。成行注文では、画面で見た価格と成立価格が異なることもあります。販売所から取引所に変えるだけで、すべてが解決するわけではありません。SBI VCトレードの取引説明書も、注文方法と条件を確認する材料になります。
比べるときは、同じ時点・同じ数量または予算で、手数料を含めた支払額と受け取るBTC数量をそろえて見ます。操作を理解できることや、利用条件も大切です。
今日、覚えておきたいこと
「無料」と書いてある項目だけでなく、同じ金額で何BTC受け取れるかまで確かめる。
私はSNSで販売所と取引所の費用の違いを知り、「これ、もったいないな」と思って調べ始めました。でも、取引所の画面では手が止まりました。コストを知ることと、注文を理解することは、どちらも必要だったんですね。
注文画面の数字が不安な方は、「販売所で買うな」と言われても、取引所の画面が分からない。から、実際に買わずに確認できます。
確認日:2026年9月9日。本記事は一般的な仕組みの解説であり、特定サービスの推奨や利益の保証ではありません。暗号資産は価格変動により損失が生じる可能性があります。最新の条件は利用サービスの公式情報で確認してください。本記事にアフィリエイトリンクはありません。
